仕方アルマジロ

大学生活の記録

史跡

南信州限界旅行記 2日目 是より南木曽路

以前の記事に引き続き、私が2019年8月に行った長野県南部の旅行記を書き進めていこうと思う。今回の記事で纏めるのは旅行の二日目、8月10日の行程である。 前日から塩尻市内の「すがの旅館」に宿泊していた私は、朝一番で宿を出発し、木曽路を目指して南下を…

南信州限界旅行記 1日目 塩尻峠を越えて

2019年8月9日、特急あずさに揺られて幾時間が経ったであろうか。私は二ヶ月前の自転車旅行で辿った思い出懐かしい甲州の地を過ぎて、いつしかまだ見ぬ信州の地へと足を踏み入れていた。これが私の人生で初めての長野県入りである。 今回辿るのは諏訪から木曽…

甲州街道自転車紀行三日目 甲府北部探訪

以前の記事に引き続き、今回も6月初頭に行った折りたたみ自転車による甲州街道旅行について纏めていこうと思う。この記事では旅の三日目、すなわち6月3日の行程をご紹介するが、タイトルで「甲州街道」と言っておきながら、実質的には甲府北部の観光であるこ…

『戦跡に祈る』所感

先日、『戦跡に祈る』(牧野弘道, 2007年5月20日, 産経新聞出版)を読了したので、その所感をここに書き纏めておく。この本は満州育ちの元産経新聞記者の筆者が、自身の戦跡慰霊旅行のルポを纏めたものであり、『戦跡を歩く』という著書から続く第二弾なのであ…

甲州街道自転車紀行二日目

以前の記事で一日目の行程を纏めたのに引き続き、今回の記事では甲州街道自転車旅行の二日目、すなわち6月2日の行程を纏めていこうと思う。この日はほぼ一日中、旧甲州街道に沿って西へ西へとペダルを漕ぎ進んだ。 起床時間によっては来た道を少し戻って、10…

岩殿山城址 探訪記録

甲州街道旅行の二日目(詳細はこちら)、私は甲州街道を東から西へと延々辿って自転車を漕ぎ進めていた。猿橋宿を後にして、駒橋宿も近づいてきた頃、不意に右手の遠方に、ものものしく聳え立つ剥き出しの岩肌の威容が目に入った。私がもしや、と思って地図を…

『消えゆく太平洋戦争の戦跡』所感

先日、『消えゆく太平洋戦争の戦跡』(「消えゆく太平洋戦争の戦跡」編集委員会、山川出版社、2017年7月1日)を読了したので、その所感をここに纏めておこうと思う。 この本はその表題の通り、日本国内を含んだ大東亜地域各地に残存する大東亜戦争の爪痕を記録…

甲州街道自転車紀行一日目 「関の弥太っぺ」舞台探訪

先の6月1日から3日にかけて、私は折りたたみ自転車と電車を併用して甲州街道を旅行してきたので、その旅路の記録をここに書き残しておこうと思う。そもそも何故こんな旅に出ようと思ったかというと、それはひとえに関の弥太っぺに憧れたからである。私は元々…

玉縄城址探訪記 後編

龍寶寺 前回の記事で書き残したのが、栄光学園から山の尾根を挟んだ真裏にある玉縄城主の菩提寺、龍寶寺の境内に存在する玉縄城関連の史料だ。 この龍寶寺の始まりは関東管領上杉氏の大軍を圧した河越城の戦いで名高い三代目玉縄城主の北条綱成が建てた香花…

玉縄城址探訪記 前編

後編はこちら 玉縄城の来歴 今は昔の戦国時代、現在我が母校たる栄光学園がある一帯には、堅城としてその名を関八州に轟かせた玉縄城の護りが屹立していた。まずはその来歴を見ていこう。 時は十六世紀初頭、伊豆を拠点として興った伊勢新九郎(後の世で言う…